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比良山系明王谷(口の深谷)から武奈ヶ岳


2007-10-18
今回は 久しぶりの夏登山 比良の明王谷 シャワークライミングです。
昭和46年? 当時は今のような沢登り専用のシューズは無かった。(あったかもしれないが知らなかった) 地下足袋にわらじをセットして滑りをカバーする。
バックパッキンもサブザックでビニール袋をかける。
中は 非常食と着替え救急用品のみ。 あとは12mmナイロンザイル と 細引き6mmを10m×2本 今回は鐙は使用しなかった。
気温は30度を少し上回っていた。
早朝京都を発ち車で朽木村に向かう! AM10:00 明王谷入り口 気温の割には涼しく感じる。 晴天である。シャワークライミングには最適だが 水量は意外と多い。
山を歩き始めて4シーズン目 だが 滝を登るのははじめてである。
子供の頃 丹波の田舎で山で遊びながら育った。その頃はザイルも細引きもない 自然木と岩のおうとつ を頼りによじ登っていた。 登山用語ではフリークライミングだ。バランス感覚はその頃覚えた。
明王谷には入った。 最初は岩伝いに登り始めたがやがて水中に入る。
身を切るような冷たさである。 これで滝を登るのか? シャワーを浴びるのはかなりきつそうだった。 気温は高かったが谷間の日陰で 冷たい水に浸かっているのは想像以上に厳しいものだ。  私は水を避けるために岩を飛び越えた。 いきなり後から大きな声がかかった。
リーダーの声だった。 足元の確認なしに飛び移ったからだ。 「もし滑ったらどうする」「もし浮石だったらどうする」 そのとおりだ 返す言葉も無かった。 ここでも又経験の浅さを露呈してしまった。  山の事故は危険なところではあまり起きない。 なぜこんなところでと言うところでおきやすいものだ。  これは山だけでなく日常の生活でもいえることかもしれない。
※ 10数メートルの滝ノ下に立った。 ホントにこれを登るのか? どう見ても取り付がない。
しかし近づいてみると僅かな手がかりと足場があった。 すでにしぶきでびしょ濡れである。
あまり手間取ると身体が冷え 手指の感覚も鈍くなる。 意を決して 踏み出した (いきなりスリップ) 「これは手ごわいぞ!!」 身体一つ分持ち上げたところで 次の手がかりが見つからない。 仕方なく数メートルトラバースして細い立ち木にしがみつき なんとかクリアーできた。
その後は意外と簡単に登りきった。 ザイルを降ろし 後続の安全を確保する。
全員登りきるのに20分ほど費やしたか?  最初の難関を無事クリヤー。
それから順調に沢を詰め いくつかの小滝をクリヤーしながら やがて水が無くなった。
そこは岩肌から水滴が滴る。 これが明王谷の水源なのか? 手で掬って飲んでみた。
「旨い実に旨い」 岩清水であった。 最後は少しの藪扱きを強いられたが 尾根筋に出ると強い日差しが待っていた。 もうすぐ武奈山頂(1214m)である。 ぬれたい服を絞りながら・・・
恒例のビールで乾杯。  遅めの昼食を取っている間に Tシャツは乾き始めているが 濡れたパンツがなんとも気持ち悪い。 下山は通常の登山道である。
いろいろ失敗もあったが 無事 初めてのシャワークライミングを体験し 通常登山との違いを認識した。 しかし滝に打たれながら 歩くのは 雨より気持ちの良いものであった.
僅か数時間の山行きであったが 印象深い登山になった。

次回は表銀座です。 

by sen1949 | 2007-10-18 21:29 | 回想(登山)

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