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百人一首(1日1首)




花さそふ
  嵐の庭の
    雪ならで
  ふりゆくものは
     わが身なりけり

こぬ人を
   まつほの浦の
       夕なぎに
    焼くやもしほの
      身もこがれつつ

風そよぐ
 ならの小川の
     夕ぐれは
   みそぎぞ夏の
      しるしなりけり

人もをし
  人もうらめし
    あぢきなく
   世を思ふゆえに
       物思ふ身は

ももしきや
 古き軒ばの
     しのぶにも
   なほあまりある   
        昔なりけり

by sen1949 | 2007-06-29 08:46 | 和歌100種

百人一首(1日1首)



きりぎりす
   鳴くや霜夜の
  さむしろに
    衣かたしき
    ひとりかも寝む

わが袖は
 潮干にみえぬ
   沖の石の
  人こそしらね
     かわくまもなし

世の中は
  つねにもがもな
     なぎさこぐ
    あまの小船の
       綱でかなしも

み吉野の
  山の秋風
    さ夜ふけて
  ふるさと寒く
      衣うつなり

おほけなく
  うき世の民に
    おほふかな
  わがたつ杣に
      墨染めの袖

by sen1949 | 2007-06-22 23:15 | 和歌100種

百人一首(1日1首)



なげけとて
  月やは物を
    思はする
   かこち顔なる
     わが涙かな

村雨の 
  露もまだひぬ
    まきの葉に
   霧たちのぼる
      秋の夕ぐれ

この歌は仙人が五歳の時初めて覚えた歌です。
私にとって 百人一首の原点になった思い出の歌・・

難波江の
  蘆のかりねの
      ひとよゆえ
    みをつくしてや
     恋ひわたるべき

玉の緒よ
たえなばたえね
   ながらへば
  忍ぶることの
      弱りもぞする
見せばやな
雄島のあまの
    袖だにも
   ぬれにぞぬれし
      色は変わらず

by sen1949 | 2007-06-14 09:16 | 和歌100種

百人一首(1日1首)



ほととぎす
  鳴きつる方を
     ながむれば
    ただありあけの
        月ぞ残れる

おもいわび
  さてもいのちは
      あるものを
  憂きにたへぬは
        涙なりけり

世の中よ
  道こそなけれ
   思ひいる
  山の奥にも
     鹿ぞ鳴くなる 

ながらへば
  またこのごろや
      しのばれむ
  憂しと見し世ぞ
        今は恋しき

夜もすがら
  物思ふころは
      明けやらで
    閨のひまさへ
     つれなかりけり

by sen1949 | 2007-06-04 18:18 | 和歌100種